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『みんな元気。(文庫版)』舞城王太郎
単行本から文庫化されるに当たって『みんな元気。』『Dead for Good』『矢を止める五羽の梔鳥』の三編が収められた短編集である本書。
単行本に納められていた『スクールアタックシンドローム』『我が家のトトロ』の二編は書き下ろし作品とあわせた三編で『スクールアタックシンドローム』として別途文庫化されている。今回は『みんな元気。』の文庫版の方の紹介。

カバー裏に「<愛と選択>の短編集」と銘打たれているが、個人的には「<自分と関係性>の短編集」と呼ぶほうが適当ではないかと思う。語呂は悪いけどね。
どの物語も、主人公を含めた登場人物がそれぞれのゆるぎない価値観で動き、そこでは<自分>と周囲との距離のとり方、つまり<関係性>が示されている。また、その<関係性>は<自分>の在り方についてフィードバックされ、メビウスの輪のような四次元的な入れ子構造となっている。と、思う。そこで、使われているキーワードが<愛>だったり<選択>であったりしている。しかし、この短編集で語られているのはやっぱりそういうものの深層にある<自分>というものじゃないんかな。

優しさ、暴力、傷、連帯。周囲から与えられるものである一方、それは与えられている自分があって成り立ち、その逆も言える。
舞城の短編は本を読まない人に勧める本に向いていると思う。少しあくが強いけどw

みんな元気。 みんな元気。
舞城 王太郎 (2007/05)
新潮社

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【2007/07/08 19:59】 | こむじゅの本棚 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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