スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
『ピコーン!』舞城王太郎×青山景
舞城王太郎原作の短編『ピコーン』を漫画化した本作。IKKIで連載してたとは知らず、本屋で見かけて即レジに持って行ったのは言うまでもありません。買ったのは随分前だけど、後半部分が単行本になる際に書き下ろしが含められていて、それも原作が舞城の短編『スクールアタックシンドローム』で、原作を読んでなかったから『ピコーン!』だけ読んで半分残してたけど、『スクールアタックシンドローム』が文庫化されたのでやっとこっちも読むことが出来ました。

まずは『ピコーン!』だけど、これはすごい。舞城の小説を読んだことがある人はわかると思うけど、一人称で語られている部分が多いのにもかかわらずと絶妙な情景描写で映像が頭に流れ込んでくる臨場感は、時にスピード感やぐるぐると考える主人公の思考が突飛なのにわかりやすいとか評される事が多いけれど、その面白さは逆にそれを映像化することは難しいんじゃないかと思う理由でもある(思考を上手い事盛り込んだ映像作品が無いという評論とかじゃない)。しかし、原作の面白さを損なうことなく、文字で表現できない部分は削りつつビジュアルで語れるところはプラスアルファで表現して全体的に上手く漫画にして語れてると思う。
舞城ファンなら原作から読んだ方がいいと思うし、大抵はそうするだろうけど、舞城を読んでみたいけど・・・と思っている人にお勧めしてもいいぐらいのクオリティだと思う。良いメディアミックスの例だと。

一転して『スクールアタックシンドローム』は原作の方が遙かに面白い。『ピコーン!』では小説の言葉を上手く削り取っていたのに、こちらでは必要なところも削られていると思った。『ピコーン!』が良すぎたために、それがかなり際立って見える。原作は、文庫化の際の分冊に際して表題作になり得るほどに良い作品なだけに少しがっかり。しかし、ラストシーンだけはビックリするぐらいに上手く描けてたんじゃないかと思う。終わりよければ全て良しw

友達の本棚にこの漫画を発見することが出来たなら読んでみて欲しい一冊。

ピコーン! ピコーン!
舞城 王太郎、青山 景 他 (2007/02/27)
小学館

この商品の詳細を見る
スポンサーサイト

テーマ:日記の為の安全ピン。 - ジャンル:日記

【2007/07/20 18:32】 | こむじゅの本棚 | トラックバック(1) | コメント(0) | page top↑
<<『スクールアタックシンドローム』舞城王太郎 | ホーム | 『ヤッツィー』>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://comuju.blog106.fc2.com/tb.php/18-2a63bcce
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
-
管理人の承認後に表示されます【2010/10/17 03:08】
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。